生まれ変わって「今」がある

日本一心を揺るがす新聞の社説 より

   水谷 もりひと著

 

宮崎駿監督の「もののけ姫」

の主題歌を歌った歌手、

米良美一さんのお話しに

感銘をうけました。

 

ともすれば、自分の生まれ育った環境や

現在の状況に不平不満を持ち

ボヤキたくなる自分がいます。

自分に一番足りないものを知ってはいても

自分をコントロール出来ないのです。

そんな自分を素直に認める事が

出来る時は、そうそうありません。

そんな貴重なチャンスを頂きました。

 

 

彼は先天性骨形成不全症。

2万人に一人の割合で発症する

原因不明の難病。

自分の過去を恨み、自分の容姿を蔑み

「絶対見返してやる」という思いで

頑張ってきた。「もののけ姫」で有名に

なった後、歌えなくなったのです。

 

そのスランプから抜け出したのは

「ヨイトマケの唄」との出会いでした。

自らの幼少期と重なったのです。

 

以下原文です

「でも、こんな自分に生まれてきたのは、

もしかしたら、僕自身が昔、

『神様、今度生まれ変わるときは、

あえて重い障害を背負って、

そして土方をやっているような

両親に生まれてみたいです。

そういう中で僕は親に孝行し、

幸せを摑んでみせます。

それが僕の魂を鍛えるのに

一番いいと思いますから』

と願ったんじゃないかと思っているのです。

そしたら自分の人生。恨めませんよね。

むしろ今はこの体、この自分を、こころから

愛しく思えるのです。」