最近、観光客の間で人気の加賀棒茶。
茶葉の茎を炒ったお茶の事ですが、これが香ばしくてとっても美味しいのです。
金沢では棒茶というより、「お番茶」として庶民に親しまれています。
食事の後は一杯の番茶で締めくくったものです。
少し前までは、棒茶はお客様にお出しするものではなく、
家族の食卓のお茶でした。
以前より、
香ばしいは番茶は
他県の方達の評判がよく、
県外の親戚からのお土産のリクエストの中には
棒茶が必ずランクインされていました。
改めて金沢の名物を考えた時に
「番茶」がノミネートされ、
加賀棒茶として脚光を浴び始めました。
茶店によって棒茶の香りも味も違います。
小さい頃から親しんでいた味が「好き」になる事はよくあること。
私の場合は東山にある「米沢のお茶屋さん」の香りが好き。
友人は「林家さんの棒茶」の味が少し甘くて好き。
寺町で育った友人は「酒見の茶店」の棒茶が好き。
棒茶一つで話しが盛り上がり、好きなお店の名前を
お互いに披露し、いかに素晴らしいかを語り合うのが
金沢人の特徴です。
茶店にも老舗があり、
今な伝統の技術と味を伝えているのが金沢かもしれません。
残したい金沢。
ぜひにご紹介したい金沢の大切な香と味です。
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